2013年5月、暑季まっさかり。 勉強は思うようにはかどらないし、暑いし、ネットないし、暑いし、友達ぜんぜんいないし、暑いし… 暑さでホームシックに拍車かかっていた。
しかし自分ではホームシックを認めるわかにはいかなかった。 仕事でミャンマーに来たわけではなく、日本で仕事を辞めて、日本で部屋を引き払い、退路も後ろ盾もなく来た。ホームシックなんて弱音を吐いている時間があるなら勉強しろ、単語一つでも多く覚えろ、後はないんだ。 責めて、責めて、追い込んだやり方をしていたので、とにかく、ホームシックにかかっていると認めることは「負け」を意味していた。
しかしどんなに自らを責めて鼓舞しようと、暑さには勝てなかった。 部屋にエアコンはなく、熱帯夜が続き、寝不足だった。
そんなある日、薄っぺらい布団に横になり、汗がだらだらと流れる夜、糸が切れた。 「あついよ〜あついよ〜」と、泣いた。 ホームシックでも泣かなかったのに、暑さには負けた。 「あついよ〜あついよ〜」 するとどうだろう、頬を伝う涙まで熱いのだ。 泣けば泣くほど、涙のせいでより暑くなる。
何やってんだろ。 おそらく泣いてすっきりした効果もあったのだろう、冷静になってきて、なんだかとてもばかばかしいことに気付き始めた。 泣いても暑いだけだからさっさと寝よと、それ以来泣くのをやめた。

後に買ったウォータークーラー。ブランドはSAMSONIC、いろんなメーカーにあやかっている某国製品。SAMSONICは涼しい風を出してくれるが、部屋を冷やしてはくれなかった。常に真ん前にいれば少しだけ涼しくなった。 この日は夜で室内温度が27℃だったらしいが、SAMSONICが正確な室温を測ってくれていたかは怪しい。というか、扇風機きったな。
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