ミャンマーでは蛇口から出てくる水は飲めない。 飲料水は買って飲むものだ。外出時にはペットボトルを買えばいいが、家ではどうするか。
ミャンマー初年度はミャンマー語が話せなかったから、一番大きなペットボトルを数本買って、7階まで持って帰っていた。 ミャンマー語が話せるようになってからは、お水を注文してタンクで買った。 給水機に入れる大きなタンクの先に、バルブが付いてるのを想像してもらうと近いと思う。
お水はお水屋さんで買う。住所を言って、配達してもらう。 ヤンゴンに住んでて4回くらい引越しをしたが、一度、引越した時にお水屋さんに部屋の階数も言わずに注文してしまったことがある。ちゃんと届いた。近所の人が「あの日本人ならあの部屋に住んでるよ」と教えてくれたのだろう。外国人は目立つから噂になりやすい。外国人めっちゃ便利ーと思ったものだ。
空になったお水のタンクは、新しいお水タンクを配達してもらうときに回収してもらう。定期配達なんてものはないから、お水がなくなりそうになったら「もしもし〇〇通りの外国人だけど明日お水2本持ってきてください」と電話する。 クレジットカードも口座引き落としもないから、支払いは現金だ。 しかし、支払いたくてもいつ届くかわからない。お水が来るまで待つのもやだし、待ったところで本当にその日に持ってきてくれるかさえわからないのだ。
配達依頼の電話をし、翌日仕事から帰ると、家の前にお水のタンクが届いていた。 お金払ってないのにツケてくれたらしい。お水屋さんには「次の配達の時に支払います」と電話をした。 しかしその次回の配達時にも支払いができなかった。お水屋さんは気にしていないようだったが、気が咎めてくる。そこで、「次の配達のとき、空きタンクの下にお金を置いておくから回収してもらえませんか」と聞いたところ、「いいよー」と返ってきた。 いいんだ。すごい柔軟だな。 次の配達のとき、玄関前に空きタンクを置き、お金入り封筒を折って外からは見えないようタンクの下に置いた。 この時はそこそこミャンマー暮らしにも慣れていたので、配達員がちょろまかす可能性もちゃんと考え、新しいお水が届いたときに、お水屋さんにお金回収できたかの連絡も入れた。 お水屋さんはちゃんとお金を受け取っており、それから支払いはこの方法が定着した。
後になって思うのだが、私がお金置いとく方法をせずまた引越していたら、お水屋さんはお金を回収できなかっただろう。どんな風に帳簿を書いているのか、けっこう気になる。

お水配達してもらってた時に住んでたアパートの階段。雨季になると犬が避難してて、ここでうんこしないでねと思いながら横を通っていた。
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